2008/08/19

イスラム研究シリーズ「イスラム神秘主義の霊魂論」(4/22更新)

イスラム研究シリーズ「イスラム神秘主義の霊魂論」

これまで幾度となく延期されてきた、甲子雅代のイスラム神秘主義講座(全3回)の最終回、「幻の第三回」がいよいよ近づく!? その予告編にして予習編。

(イスラム神秘主義の話をしますが予告していた甲子雅代先生の講座は日を改めて開催します、経緯の詳細は下記に後述)。

日時■H24年4月28日(土)18時開場、18時半開講
場所■目黒「田道住区センター三田分室」2F和室(目黒駅から徒歩7分、目黒区三田2-10-33、恵比寿方向に歩きホテルプリンセスガーデンの先、三田公園の手前、日の丸自動車の向かい。進行方向左手)
講師■ワフラン

講師口上■

さて、野球のメジャーリーグ移籍で有名になったダルビッシュ投手だが、その名前はそもそも非アラブ系のイスラム托鉢僧に由来する。ファキールあるいはダルビッシュと呼ばれる者たちは、清貧に生きて神との出会いを願う修行の日々を送ったとされる。属する教団によってさまざまな違いがあるが、イスラム神秘主義は酩酊や陶酔によって神の存在を体験しようとする。
先日イスラム神秘主義の歌謡グループが来日してのライブに接する機会があった。古い友人がパキスタンから連れてきたのだ。日パ国交樹立60周年の今年、代々木公園で開かれた無料コンサートでは大いに盛り上がりを見せた。カウワーリーというその歌唱は、打楽器タブラの律動に合せて鍵盤楽器ハルモニウム(手風琴の一種)がスクエアの西洋音階を奏でるなか、歌は揺らぎ熱し上昇して酩酊と興奮を導き出す。
これは同じインド系の音楽としてフラメンコ(ジタン、ヒターノ)の手拍子による熱狂への導入と類縁すると思う。日本人なら仏教祭文歌の河内音頭を連想されるだろう。
しかしまた日本人ほど神秘主義という言葉が似合わない文化はない。神秘が偏在する感覚生活を営む日本人には、絶対存在への希求という動機がそもそもみあたらないのだ。
イスラム神秘主義はアラビア文化の現実的で理性的な文化の果てあるいは周縁で生じた。西洋文明も啓蒙理性の終焉においてロックやクラブミュージックという陶酔と熱狂のサブカルチャーを生み出したのと似ている。そうした文化史的状況をふまえたイスラム神秘主義の解説。

(※要事前申込み)

-----<ここに至るまでの経緯>-----

我々はこれまでイスラムに関する会を下記のように2回もちました。

H18(06)/10/07
世界は今何が起きているのか〜イスラームからみた日本の國體
H20(08)/02/16

またここにはそのいちいちを列挙しませんが、これまで多くのイスラムの宗教や文化に関する講演、展示、演奏、などを見聞してきました。
そしてこれ↓

H20(08)/9/27-11/22
スピリチュアル講座「イスラム神秘主義」入門
※19:00~、@目黒「田道住民区センター」、主催/マズダヤスナの会
08年9月27日、10月25日、11月22日の全三回連続講演。
第三回のみ講師の体調悪化によりワフラン師の代講となり
甲子師の講義は09年3月21日(18時開場・18時半開講)に延期、ついで9月12日に再延期。

H21(09)/09/12
甲子雅代のイスラム講話
(※16時〜18時、@「かながわ労働プラザ」石川町駅3分)
主催■「横浜開国ラボ」(※マズダヤスナの会ではありません。8/22の主催団体)
(延期されてきた第三回の分ですが、当日は顎関節症のため講師病欠により急遽代講「選挙後の日本を占う」に変更、再々延期に。)

H24(12)/04/26
「イスラム神秘主義の霊魂論」
延期分の第3回ですが、講師の御母堂が入院されその看病にあたられるため、ワフラン師による代講となりました。

甲子雅代先生のイスラム神秘主義の講義の残っている分(全3回の最終回の分)=「幻の第三回」が開催された場合には自動的にそれで終わりとなり、この企画はめでたく終了となります。

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