2013/12/17

H26年2月の月例会(1/30更新)

H26年2月の月例会【1/30更新】

日時■2/1(土)午後2時〜
場所■靖国神社拝殿前で集合→@境内休憩所
「第三の神タカナムヂの謎と
中世神仏信仰形成史の解明」
担当:むら
謎の神を追及する過程で露わになった古代〜中世の神仏習合の実態そのほか。

時間■午後4時〜
場所■@「カフェ・ド・クリエール」市ヶ谷東店
「論語集注を読む(学而第一 第5章)」
担当:しか
今回は儒教の中でも朱子学で重んじられる「敬」について考察してみたいと思います。
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二次会(※17時〜、@「さくら水産」市ヶ谷店→「庄や」市ヶ谷店)

前回、1月の月例会は【こちら】
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2013/12/10

H26年1月の月例会(1/9更新)

H26年1月の月例会1/9更新

日時■1/12(日)午後2時〜
場所■御茶ノ水「明治大学」リバティータワー構内

第一講
「論語集注を読む(学而第1第4章ー曾子の守約について)」
担当:しか

儒教の創始者とされる孔子の教えは、孔子→曾子→子思→孟子という道統をへて後代に伝えられたと言われています。今回は、孔子の継承者である曾子が、孔子の継承者たり得た理由を探りつつ、現代における我々の生き方について考えてみたいと思います。

第二講
【リクエスト企画】
「皇紀讖緯逆算説への否定論」
担当:むら

12月21日(土)の大場一央先生講義における大場先生の言葉の一部「日本3000年の歴史」について司会者が「那珂通世(なかみちよ)の讖緯説(しんいせつ)によって皇紀2600年は否定されている」という意味の反論があった。だがはたして、那珂通の「讖緯説による皇紀短縮説」は妥当なのか? 詳細な批判論を紹介提示して、那珂通世の「讖緯説による皇紀短縮論」を全面否定する。ついでに、讖緯説が誤りだとして、じゃー皇紀の数値は具体的にどうやって算出されたのかという問題。そして、単なる歴史学説の議論だけでなく、もし時間が余れば「皇紀を使用することの思想的な意味」について、一般の保守論客の説明にはかなり問題が含まれるとわたしは以前から考えているので、保守派の歴史観への批判も展開するかもしないかも。
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この後、第三次新年会(※18時〜、@「サイゼリヤ」神保町店)
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前回H25年12月の月例会はこちら

2013/11/20

義挙310周年・赤穂義士凱旋行

義挙310周年記念
「赤穂義士凱旋行」

H25/12/15()

朝・襲撃篇


堀部安兵衛宅跡(安兵衛公園、墨田区立川3-15。菊川駅歩10分/錦糸町駅歩15分)スタート→吉良邸跡(本所松坂町公園)

昼・前篇(吉良邸〜新橋)

吉良邸跡→回向院→両国橋→一之橋→芭蕉記念館→萬年橋→赤穂義士休息の地→永代橋→豊海橋→霊岸島 →堀部安兵衛碑→高橋→稲荷橋跡→築地鉄砲州通り→築地川公園→浅野邸跡(聖路加看護大学)→築地本願寺→歌舞伎座→汐留
おまけオプション1「内匠頭終焉之地」

H25/12/16(月)

昼・後篇(新橋〜泉岳寺)

おまけオプション2和菓子「新正堂」(切腹最中。新橋駅歩10分)
→金杉橋→西郷南州・勝海舟会見の地→高輪大木戸跡→泉岳寺

夕・追憶篇

泉岳寺及び関係史跡の散策
泉岳寺→大石良雄他十六人忠烈之跡→南部坂→氷川神社(遙泉院住居跡)

※実地レポートはこちら・赤穂義士凱旋行(レポ)

2013/10/30

H25年12月の月例会

H25年12月の月例会 11/28更新

日時■12/1(日)午後3時〜
場所■御茶ノ水・明治大学リバティータワー構内

第一講
「論語集注を読む(学而第一 第2・3章)」
担当:しか

第二講
「アラハバキ神ふたたび…
 〜太陽神と祭儀・冬至に訪れる神〜」
担当:むら
H21(2009)年の大宮ロータリークラブにおける大沼忠弘氏の講演でいまどき珍しくアラハバキ神について論じているのを発見したのでその記念(?)に。すでに旬が過ぎたネタと思いきや先月11月24日の「邪馬台国の会」でも『東日流外三郡誌』が相変わらず大きな問題として取り上げられており、古代史マニアの世界にはまだまだ知識の普及が不十分な情況が浮き彫りとなった。ここで謎の神とされるアラハバキ神についての情報と議論を改めて整理するのも意義あろう。やるからにはネットにあふれる電波説トンデモ説の類とは一線を画すものとするが、かといっていたずらに既存のやる気なさげな学界の通説に媚びるつもりもまったく無し。といっても実はアラハバキ神については数年前にも一度二度やったこともあるので、なるべく新規のネタ出しに努め、単なる新説の提示に留まらず、現代日本における思想的な問題の糸口としたい。ただし、現代といっても、原住民史観などのオカルトファシズム運動の絡みはすでに何度もやってるので、今回はそっち方面には極力ふれないつもり。ついでに大沼氏の講演の流れで、日帰り遠足企画としてアラハバキ神と深くゆかりある埼玉県の武蔵国一宮氷川神社や都内の「江戸七氷川」など氷川神社についての議論も少々。
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この後、第一次忘年会(※17時〜、@「サイゼリヤ」神保町店)
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前回11月の月例会はこちら

2013/10/18

H25年11月の月例会

H25年11月の月例会

日時■11/2(土)午後3時〜
場所■田町駅前「ベローチェ」田町店

第一講
「論語集注を読む(学而第一・第1章)」
担当:しか
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第二講
「神道国際学会レポ 〜くりしん超古代史〜
担当:むら
さる10月26日(土)、「遷宮記念・国際神道セミナー『出雲と伊勢 -古代王権と聖なる空間』二大聖地のルーツと変容に迫る」というイベントにいってきたのでその報告。基調講演では、シリウス経済人類学、騎馬民族、シュメールカザール(偽ユダヤ?)、東北、扶桑、蘇我氏、海外のアスカ、キメク大帝国太陽のネットワーク前方後円墳の角度方角、壬申の乱(天智天皇と天武天皇)、御霊信仰…等のキーワードからなる斬新で壮大な古代史を、『パンサル』で有名なクリシンが発表したが、これを評価すべき点と疑問点をあげつつ批判的に(なるべく面白おかしく)紹介。もし時間があればパネルディスカッションでの3人の外国人学者のりっぱな研究発表についても紹介したい。
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二次会(※17時半〜、@「さくら水産」田町慶応通り店)
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前回10月の月例会はこちら

2013/09/29

目黒会「仏教」

10月26日(土)目黒会「仏教」

世界宗教史シリーズ
「仏教」
ワフランの神秘主義からみた宗教講座、前回の「バラモン教とヒンズー教」に続いて、今回は日本人にも身近な仏教のおさらい。仏教発祥の最初にインドで起きたこととは何だったのか? 仏教の中のギリシア系やイラン系から来ている部分とは? 日本での受容の思想的な在り方。…などを解説。

日時■9月28日(土)18時開場18時半開始
場所■目黒区田道住区センター三田分室(目黒駅歩7分。T.03-3791-7901。目黒区三田2-10-33)
講師■ワフラン

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前座講釈(最短5分〜最長15分ほど)
「知られざる釈迦の思想〜根本仏教についての誤解・中野裕道の仏教論〜」
担:むらさぎ
現代において根本仏教ほど誤解されているものはない。仏教は心理学だ、いや哲学だ。無神論だ、いや唯物論だという皮相な解釈に留まり勝ちだけれども、所謂「原始仏教」と「根本仏教」の違いが弁えられていない。原始仏教というのは学術的ではあるけれどもその反面、一種の不可知論でもある。大乗仏教から入ると仏学とは議論がすべてのような錯覚を産む。大乗仏教は議論に集中するため信仰一元論で「戒・定・慧」の三学を事実上無視した。だが「行」(ヨーガ)無くして本来仏教はない。根本仏教の理解は、学問的な手法だけでは皮相な解釈に陥ってしまうのである。学者以上の知者であり修行者ながら師をもたなかった孤高の仏徒・中野裕道が人生を賭けて思想遍歴、修行の試行錯誤の末に到達した釈迦思想の真髄を紹介。

2013/09/27

10/6(日)アフガン研究会(三訂版)

「アフガン研究会」三訂版(※申し込み先について何度か修正しています)

日時■10月6日(日)12時時半開場13時開演17時終演懇親会開始
場所■驢馬駱駝(ろまらくだ)〒164-0003東京都中野区東中野2-25-6「PAO」9F、最寄駅:東中野駅
参加費■総会:千円、懇親会:二千円
申し込み先・問い合わせ先■メールにて。申し込み先メールアドレスは「皇室と日本を考えるメーリングリスト」に登録済みの方には該当メーリングリストにて既にメールアドレスを伝えてあります(それ以外の方は個別にワフラン氏まで問い合わせて下さい)。
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12:30 開場・受付開始
13:00 開会、アフガニスタン報告
◇1.柴田和重(アフガニスタン・ネットワーク主宰:アフガニスタン アナリスト)
「アフガニスタンの1年(2012/13年
◇2.田森雅一 (社会人類学・音楽民族学:学術博士)
1991年カーブル音楽事情:
ムジャーヒディーンターリバーンの谷間で
◇3.佐藤圭一(アフガニスタン音楽専門楽団チャルパーサ主宰)
「アフガニスタンの音楽:
:多様性重層性民族音楽を中心に)
15:30~45 ティーブレイク
15:45 ショートスピーチ(全体で一時間以内)
◇1.後藤絢子(舞台翻訳)
「『劇場』は広場-AHRDO、
演劇による民主化の試み」
◇2.小野山亮 (日本国際ボランティアセンター[JVC])
JVCのアフガニスタンにおける活動報告」
◇3.福田俊弘
「アフガン難民の笑顔」
16:55 閉会、懇親会(~19:00)

2013/09/26

H25年10月の月例会

H25年10月の月例会NEW!10/10更新

日時■10/13(日)午後3時〜
場所■田町駅前「ルノアール」田町店

1)『豊臣政権はいかに崩壊したか』
担当:しか

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2)『篤胤の分属圖とカバラの生命の樹
担当:むら

平田篤胤「古道大元顕幽分属圖」カバラ生命の樹(セフィロト)が似ているという説があるので実際に比較してみます。
これを日猶同祖説や日猶習合神道の一環として語ろうとする節も窺えるが、そうではなく、根本思想に遡った本質と細部の具体論とのそれでれで、思想的な共通点と相違点に留意しつつ比較。ユダヤカバラとクリスチャンカバラに続く日本的カバラがありうるのかを議論する前に、カバラ学そのものの長短是非と、平田篤胤の神道説の長短是非を検討した上で、あらためて神道型セフォロト論を構想してみる。時間的な制限もあるので、カバラ方面の話と、国学神道の神学理論の話の両方を噛み合うように均等に話せたらいいなと思います。
オタク的にも楽しい議論がしたいので、その場の空気というか流れ次第では雑談的・雑学的な話に流れる可能性もありますが、それはそれでよいとも思います。
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二次会(※17時〜、@「魚がし鮨本店」慶応通り商店街店)
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前回、9月の月例会はこちら

2013/09/04

目黒会「バラモン教とヒンズー教」

9月28日(土)目黒会

世界宗教史シリーズ
「バラモン教とヒンズー教」
ワフランの神秘主義からみた宗教講座、前回までの原始宗教から古代オリエントの宗教に続いて、今回は日本人にも仏教やヨガを通じて深い関心をもたれる悠久なるインドの宗教、世界のオカルト諸理論の源泉ともされるバラモン教とヒンズー教を解説。

日時■9月28日(土)18時開場18時半開始
場所■目黒区田道住区センター三田分室(目黒駅歩7分。T.03-3791-7901。目黒区三田2-10-33)
講師■ワフラン

2013/08/18

H25年9月の月例会

H25年9月の月例会

日時■09/07(土)午後3時〜
場所■田町駅前「ルノアール」田町店

1)「戦国の城(『城=領主の居城』という幻想について)
担当:しか

2)「秦始皇帝をめぐる諸問題
担当:むら
【リクエスト講義】秦族の起源から、秦始皇帝をめぐる諸問題、日本の秦氏に至るまで、講義形式ではなく質疑応答を軸に雑談的にやりたいと思います。
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この後、二次会(※17時〜、@鍋奉行所)
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前回、8月の月例会はこちら

H25年8月の月例会

H25年8月の月例会

日時■08/17(土)午後3時〜
場所■田町駅前「ルノアール」田町店

1)殷周革命〜民族系統と革命の原因
※午後3時〜 @「ルノアール」田町店 担当:むら
【リクエスト講義】考古学や神話伝承に基づく夏・殷・周の3部族の民族系統をめぐる諸説の比較、文化や国家体制の相違からくる夏殷革命と殷周革命の本質的な差異、最近の年代論・編年論への批判と伝統的年代論の再評価、など

2)明清社会論〜世界の『中国化』をめぐる新視点
※午後4時〜 @「ルノアール」田町店 担当:しか
唐末〜宋初からの商業の発展とそれに伴う支那社会の変化を具体的に辿り、王朝政府と庶民の生活実態との乖離、後者の基盤としての地下経済の役割を解明。最近の言説の一つ「世界の中国化」を単なる独裁政治ではなくグローバリズム経済や官僚経済・企業経済へのアンチテーゼとして再解釈。

3)『儒士憲法』江戸期の儒教観の一例を読む
※午後5時〜 @鍋奉行所 担当:むら
江戸時代の偽書『聖徳太子五憲法』(通蒙憲法・政家憲法・神職憲法・儒士憲法・釈氏憲法)を通読、解釈。江戸期の儒教観の一例を批判的に考察。

4)飲み会(※午後6時〜、@鍋奉行所)
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前回、7月の月例会はこちら

2013/05/30

H25年7月の月例会

H25年7月の月例会

■07/06(土)16時〜
■JR田町駅北口「ルノアール」田町店

第一講
儒教経典『大学』について
※16時〜、担当:しか
格物→致知→修身→斉家→治国→平天下といったいわゆる修己治人論の各段階について多方面から詳細な議論。

第二講
『継体欽明朝の乱≒二朝並立説』批判
※17時〜、担当:むら
【リクエスト講義】継体・安閑・宣化・欽明朝の四代間の朝代編年と二朝並立説、内乱説の再検討と徹底的な批判。
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この後、Dio氏第二次送別会(※18時半~、@田町「さくら水産」)
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前回、6月の月例会(七周年)はこちら

2013/05/23

H25年6月の月例会(七周年)

月例会(「皇室と日本を考える」七周年)

日時■06/02(日)午後3時〜
場所■田町駅前「ルノアール」田町店

第一講
大場一央講演録より『国体』について」
※15時〜、担当:しか
大場先生は年齢は若いですが早稲田大学で陽明学の研究を専攻する素晴らしい先生です。大場先生の主宰する「陽明書院」と我が「皇室と日本を考える」でも何度か合同でイベントを催し、大成功だったのご記憶のかたも多いかと存じます。
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第二講
竹田恒泰先生論文より『男系女系論争(皇位継承問題)に関して忍穂耳命を生んだ神についての議論の集大成と宿題』とその解答」
※16時〜、担当:むら
皇位継承問題において天照大神と皇統の間のつながりが男系といえるのかどうかという論争がありますが、保守派知識人が結成した日本国史学会から刊行された「日本國史學」第1号に竹田恒泰先生の『アメノオシホミミを生んだ神はどの神か』という論文が載っており、この中で過去の学界の諸説の集大成をした上、いくつもの新たな問題提起(というか竹田さんの新説のチラ見せ)がなされています。当日の後半は、それを紹介した上で解答案(というか楽しい謎解き)を試みます。
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6月10日で「皇室と日本を考える」は七周年を迎えますので月例会の後に田町界隈にて記念の宴を催したいと思います。
(@田町界隈・「中華の老舗 杏花園」→二次会「さくら水産」→三次会「京町料理はちすか小六」)
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これ以前(前年度6月の六周年記念大会以降)の月例会&定例会の一覧はこちら(製作中)

2013/05/15

5/25(土)謎の宝庫世界遺産厳島神社に隠された聖徳太子の正体と平家の野望!?

5/25()
謎の宝庫世界遺産厳島神社に隠された聖徳太子の正体と平家の野望!?』

日時■5月25日(土)午後2時〜
場所■新選組屯所(京王線聖蹟桜ヶ丘駅よりバス)

第一部■
謎の宝庫・広島の厳島神社は世界でも珍しい水を利用した建物で、その起源は推古天皇・聖徳太子の時代にまで遡り、この神社の祭神のルーツは古代ペルシアの国教だったゾロアスター教の女神とされる。京都、奈良を巡り、祇園祭、聖徳太子の足跡を追うことで浮かび上がる、聖徳太子が作り上げた斑鳩宮と古代ペルシアの首都の不思議な共通点…。聖徳太子の正体と平家の野望!? 日本の世界遺産に隠された壮大なミステリーを暴く!

第二部■
諸説の批判や分析、業界裏話、学界最新説からトンデモ説の動向など、いろいろ議論あり

(※素読会の中のイベントです)